「栗が丘クリニック通信」＠ナガブロ

　おはようございます。栗が丘クリニック　マネージャーの荒井です。
　今週は「夏の熱中症対策」についてお話をさせていただいております。

　さて今日は、「からだの流れを良くする」ということについてお話をさせていただきたいと思います。

　漢方では、私達のからだを「気」「血」「水」という３つの要素によって見ています。
「気」とは、そのものずばり「気」です！（笑）
「元気」や「やる気」、「元気がない」や「気が向かない」などのあれです。

　私たちにとって「気」とは「こころとからだを動かすためのエネルギー源」です。電気と同じと捉えていただいてもいいでしょう。
　電圧が低かったり、電力が足りなければモーターが動かず、工場がまっとうに稼働しなくなってしまうのと同じです。
　ですから、「気の充実」を図るための休養（睡眠）をしっかりと取ることが大切です。

　次に「血」ですが、これは「栄養」や「酸素」など、からだを動かしていくための実態的なエネルギー源にあたります。
　夏のように気温が高くて湿度が高い状態が続くと、血液中の水分やミネラル分が汗として体外に排出されてしまいますので、血が濃い状態に陥りやすくなります。
　つまり、血液が「ドロドロ」になってしまうということです。

　こうなると「体温調節」のための水分が足りなくなってしまい、汗をかくことすらできなくなってしまいます。
　当然、熱中症になるリスクがグンと上がってしまいますから、こまめな水分補給が大切です。

　最後に「水」です。
「水」とは、「リンパの流れ」です。

　リンパ液というのは、「細胞で代謝された老廃物」です。
　この流れが滞ると「老廃物」がいつまでも細胞周辺に残っていて「細胞に十分な栄養や酸素が届かない状態が維持され続ける」ということになります。

　当然、細胞がまっとうに稼働しないのですから、からだの機能もまっとうに機能しなくなってしまいます。
　ですから、熱中症予防だと言っていくら水分を補給しても「本当に届いてほしいところには水分や養分が届かない状態」になってしまうのです。

　熱中症予防だと言ってたくさん水分補給しても、これでは効率は上がりませんよね！
　ですから、熱中症予防のためには「からだの機能を日ごろから整えておく」ことはとても重要なのです。
　ぜひ、十分な休養とリンパマッサージや軽いストレッチ等で、「気」「血」「水」の流れを整えてあげてくださいね！

　また、可能な方はぜひ、リンパマッサージを受けに来てくださいね！
（ご予約は、０２６－２１４－５１１５：小布施療術院）

ということで、本日もお読みくださりありがとうございました。

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