2011年10月08日
人生は、死ぬことから考えるとうまくいく!
おはようございます。栗が丘クリニックマネージャーの荒井です。
昨日は、東京ビッグサイトで開催されたエゴスキューのセラピスト研修会に参加してきました。
日々、進化しているエゴスキュー。時々、エクササイズの方法が変わります。また、新しいエクササイズも加わり、たいへん勉強になりました。
このエゴスキューに関しましては後日、メルマガでお届けしたいと思います。
さて今週は、「生涯発達心理学とキャリアカウンセリング」についてお話をさせていただいてきましたが、最終日の今日は「人生は、死ぬことから考えるとうまくいく」ということについてお話をさせていただきたいと思います。
のっけから、「死ぬことから・・・」と書くと、「ギョ!」っとする方もいらっしゃるかも知れませんが、実は、これがとても大切なことなのです。
あなたは「QOL」という言葉を聞いたことがありますか?
この「QOL」とは、「クオリティー オブ ライフ」の略で、「より質の高い人生を送るためにはどうしたら良いか?」ということを追い求めるものです。
人が生きてゆくためには、「マズローの欲求5段階説」に見て取れるように、段階を踏んでその質が高まって行きます。
これには、
1. 生存欲求(衣食住等)
2. 安全欲求(安定志向)
3. 親和欲求(集団帰属)
4. 自我の欲求(認知欲求)
5. 自己実現(創造的活動)
の5つの段階があります。
これらを1番から順にひとつずつ段階を進んで行くことが「質の高い生き方(QOL)が満たされて行くことに繋がって行くのです。
これが、西洋的な「生き方に対する」考え方の代表例でしょう。
しかし、私たち日本人はどうも「死」から人生を問い、「より良く生きること」を追求してきているように見えてなりません。
これを現すもっとも顕著な言葉が「恥」という言葉でしょう。
またここに、もう少し道徳的な観念が入ると「お天道様が見ている」という言葉になるのだと思います。
「誰かが見ている、いないに関わらず、自分自身に恥じない生き方をする」という文化、それこそが日本人の文化そのものだと、私は感じています。
「武士道」など「道」と名のつくもの(だけではないと思いますが・・・)を代表とするものの根底には常に、この精神を垣間見ることができるのです。
自分自身の人生に対して恥じない生き方、それが「QOD」=「クオリティー オブ デス」なのです。
つまり、「死の瞬間はもとより、死んで以後、何千年経っても自分自身の生き方に恥じない生き方をする」という「死」から生き方を見つめる生き方、それが「QOD」なのです。
もちろん、誰一人完璧な人間はいません。
でも、真摯に自分自身に向き合うことは常にできるはずです。
そして、それを老若男女問わず、いとも簡単にしてきたのが私たち日本人であったのではないでしょうか?
果たして、今の日本に「本当の日本人は何人、存在しているのでしょうか?」
ということで、本日もお読みくださりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
http://katy.jp/kurigaoka-clinic/(クリニック携帯サイト:PC可)
http://katy.jp/belta/(こころとからだのストレス対策研究所携帯サイト:PC可)
昨日は、東京ビッグサイトで開催されたエゴスキューのセラピスト研修会に参加してきました。
日々、進化しているエゴスキュー。時々、エクササイズの方法が変わります。また、新しいエクササイズも加わり、たいへん勉強になりました。
このエゴスキューに関しましては後日、メルマガでお届けしたいと思います。
さて今週は、「生涯発達心理学とキャリアカウンセリング」についてお話をさせていただいてきましたが、最終日の今日は「人生は、死ぬことから考えるとうまくいく」ということについてお話をさせていただきたいと思います。
のっけから、「死ぬことから・・・」と書くと、「ギョ!」っとする方もいらっしゃるかも知れませんが、実は、これがとても大切なことなのです。
あなたは「QOL」という言葉を聞いたことがありますか?
この「QOL」とは、「クオリティー オブ ライフ」の略で、「より質の高い人生を送るためにはどうしたら良いか?」ということを追い求めるものです。
人が生きてゆくためには、「マズローの欲求5段階説」に見て取れるように、段階を踏んでその質が高まって行きます。
これには、
1. 生存欲求(衣食住等)
2. 安全欲求(安定志向)
3. 親和欲求(集団帰属)
4. 自我の欲求(認知欲求)
5. 自己実現(創造的活動)
の5つの段階があります。
これらを1番から順にひとつずつ段階を進んで行くことが「質の高い生き方(QOL)が満たされて行くことに繋がって行くのです。
これが、西洋的な「生き方に対する」考え方の代表例でしょう。
しかし、私たち日本人はどうも「死」から人生を問い、「より良く生きること」を追求してきているように見えてなりません。
これを現すもっとも顕著な言葉が「恥」という言葉でしょう。
またここに、もう少し道徳的な観念が入ると「お天道様が見ている」という言葉になるのだと思います。
「誰かが見ている、いないに関わらず、自分自身に恥じない生き方をする」という文化、それこそが日本人の文化そのものだと、私は感じています。
「武士道」など「道」と名のつくもの(だけではないと思いますが・・・)を代表とするものの根底には常に、この精神を垣間見ることができるのです。
自分自身の人生に対して恥じない生き方、それが「QOD」=「クオリティー オブ デス」なのです。
つまり、「死の瞬間はもとより、死んで以後、何千年経っても自分自身の生き方に恥じない生き方をする」という「死」から生き方を見つめる生き方、それが「QOD」なのです。
もちろん、誰一人完璧な人間はいません。
でも、真摯に自分自身に向き合うことは常にできるはずです。
そして、それを老若男女問わず、いとも簡単にしてきたのが私たち日本人であったのではないでしょうか?
果たして、今の日本に「本当の日本人は何人、存在しているのでしょうか?」
ということで、本日もお読みくださりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
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http://katy.jp/belta/(こころとからだのストレス対策研究所携帯サイト:PC可)
Posted by chu at 09:14│Comments(0)
│心理学
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