2013年12月19日
「日本人には塩が足りない」
こんにちは。栗が丘クリニックマネージャーの荒井です。
今週も「日本人には塩が足りない」についてお送りしています。
さて、最近ではお医者さん自身が「医学・医療常識はウソだった!」のような暴露本を書かれています。
この「塩」に関しても、「ショウガでからだを温めるとイイ!」という内容の本をたくさん書かれている石原結實先生の「塩は体を温め、免疫力を上げる!」や元名古屋市立大学教授の青木久三先生の「逆転の健康読本~その常識は危ない!!」という本がありますし、また現役のお医者さんでも「医者の『塩分を控えなさい』は信じてはいけない」ということを「日本人は塩が足りない」の中で信濃町外苑クリニック院長である石井仁平医師が現場からの声を届けて下さっています(195ページ)。
ということで、今度は「漢方的な考え方」から「塩分」というものを見てみたいと思います。
漢方では、「五行」というものから人体や自然について考察し、日々の暮らしに取り入れています。なぜならば、それは「宇宙の仕組み」だからです。
で、「塩と漢方は、どう繋がるのですか?」という疑問が当然のごとく湧くことと思います。
はい!大いに繋がりありなのです!
五行では、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」がそれぞれ「木」「火」「土」「金」「水」に対応し、これを季節で見るとそれぞれ「春」「夏」「土用」「秋」「冬」となり、さらにこれを五味で見ると、それぞれ「酸」「苦」「甘」「辛」「かん(漢字が難しいので割愛します)」となっています。
で、この「かん」というのが「塩味」なんですね!
これを現代風に約すと「ミネラル」ということになると私は解釈しています。
なぜならば、「私たちの体内には『海』が満ちているから」です。
ですから、体液が「海そのものの成分」で構成されていることが望ましいということになるのです!
「腎」は「先天の精」と言って、ごく簡単に言うと「生まれもって備わっている力」です。
私たちのからだを薪ストーブにたとえると「腎」は「種火」に当たるところですので、ここが弱いと「冷え性」になったりしやすいのです。
つまり、種火がなければ薪と酸素がふんだんにあったとしても火がつきませんよね!?
季節でも、「腎」は「冬」ですから、「からだ(腎臓)を冷やしたりしやすい冬の季節は特にいたわってあげてくださいね!」と読み解くこともできるのです。
そこで登場するのが「塩」なのです!
私たちのからだは「塩」をはじめとする「ミネラル類」によって「腎」が整うことにより、体温を作るのです。
つまり、寒い地方に暮らす人々は、「塩」をふんだんに摂ることによって「腎」を養い、「体温を作っていた」のです!
だから、東北地方や長野など、寒い地方では最適な保存方法ということと相まって塩漬けされた「漬け物」を好んで食べていたのですね!
これまですり込まれてきた情報により、「塩分を摂ることによる脳血管障害(脳出血)が心配」という方も非常に多くいらっしゃることと思いますが、実は「塩」による高血圧というよりは、「寒さというストレスのために血圧が上がっている」というのが正しいようです(もうひとつは、血管の「糖化」による硬化が原因ということがわかってきているようです)。
事実、「塩」の影響で高血圧になっている方は、100人中で1~2人くらいの割合なのだそうです。
だというのであれば、その方にあった適量の「塩」を摂らないことの方が「弊害が出る」ということになりますよね!?
「腎」を養生する具体的なお話ですが、五味では「かん」=「塩」が重要ですし、色では「黒いもの」となりますので、海草類(特に、ひじきはカルシウム源として人間のからだに最適だそうです)や黒豆、黒ごま、黒ニンニク等をたくさん食べるのも良いでしょう。
「塩」は本物でさえあれば、決して忌み嫌うものではないのです!
ましてや「冷えは万病の元」です。特に、ガン細胞は35℃台の体温が大好きです!
わざわざ「塩」を絶ってからだを冷やし、「ガン細胞」に我が身を捧げるなど本末転倒も良いところです。
「日本人には塩が足りない」をちゃんと読んで下さいね!
ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
http://katy.jp/kurigaoka-clinic/(クリニック携帯サイト:PC可)
http://katy.jp/belta/(こころとからだのストレス対策研究所携帯サイト:PC可)
http://kurigaokaclinic358.naganoblog.jp/(ナガブロ)
今週も「日本人には塩が足りない」についてお送りしています。
さて、最近ではお医者さん自身が「医学・医療常識はウソだった!」のような暴露本を書かれています。
この「塩」に関しても、「ショウガでからだを温めるとイイ!」という内容の本をたくさん書かれている石原結實先生の「塩は体を温め、免疫力を上げる!」や元名古屋市立大学教授の青木久三先生の「逆転の健康読本~その常識は危ない!!」という本がありますし、また現役のお医者さんでも「医者の『塩分を控えなさい』は信じてはいけない」ということを「日本人は塩が足りない」の中で信濃町外苑クリニック院長である石井仁平医師が現場からの声を届けて下さっています(195ページ)。
ということで、今度は「漢方的な考え方」から「塩分」というものを見てみたいと思います。
漢方では、「五行」というものから人体や自然について考察し、日々の暮らしに取り入れています。なぜならば、それは「宇宙の仕組み」だからです。
で、「塩と漢方は、どう繋がるのですか?」という疑問が当然のごとく湧くことと思います。
はい!大いに繋がりありなのです!
五行では、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」がそれぞれ「木」「火」「土」「金」「水」に対応し、これを季節で見るとそれぞれ「春」「夏」「土用」「秋」「冬」となり、さらにこれを五味で見ると、それぞれ「酸」「苦」「甘」「辛」「かん(漢字が難しいので割愛します)」となっています。
で、この「かん」というのが「塩味」なんですね!
これを現代風に約すと「ミネラル」ということになると私は解釈しています。
なぜならば、「私たちの体内には『海』が満ちているから」です。
ですから、体液が「海そのものの成分」で構成されていることが望ましいということになるのです!
「腎」は「先天の精」と言って、ごく簡単に言うと「生まれもって備わっている力」です。
私たちのからだを薪ストーブにたとえると「腎」は「種火」に当たるところですので、ここが弱いと「冷え性」になったりしやすいのです。
つまり、種火がなければ薪と酸素がふんだんにあったとしても火がつきませんよね!?
季節でも、「腎」は「冬」ですから、「からだ(腎臓)を冷やしたりしやすい冬の季節は特にいたわってあげてくださいね!」と読み解くこともできるのです。
そこで登場するのが「塩」なのです!
私たちのからだは「塩」をはじめとする「ミネラル類」によって「腎」が整うことにより、体温を作るのです。
つまり、寒い地方に暮らす人々は、「塩」をふんだんに摂ることによって「腎」を養い、「体温を作っていた」のです!
だから、東北地方や長野など、寒い地方では最適な保存方法ということと相まって塩漬けされた「漬け物」を好んで食べていたのですね!
これまですり込まれてきた情報により、「塩分を摂ることによる脳血管障害(脳出血)が心配」という方も非常に多くいらっしゃることと思いますが、実は「塩」による高血圧というよりは、「寒さというストレスのために血圧が上がっている」というのが正しいようです(もうひとつは、血管の「糖化」による硬化が原因ということがわかってきているようです)。
事実、「塩」の影響で高血圧になっている方は、100人中で1~2人くらいの割合なのだそうです。
だというのであれば、その方にあった適量の「塩」を摂らないことの方が「弊害が出る」ということになりますよね!?
「腎」を養生する具体的なお話ですが、五味では「かん」=「塩」が重要ですし、色では「黒いもの」となりますので、海草類(特に、ひじきはカルシウム源として人間のからだに最適だそうです)や黒豆、黒ごま、黒ニンニク等をたくさん食べるのも良いでしょう。
「塩」は本物でさえあれば、決して忌み嫌うものではないのです!
ましてや「冷えは万病の元」です。特に、ガン細胞は35℃台の体温が大好きです!
わざわざ「塩」を絶ってからだを冷やし、「ガン細胞」に我が身を捧げるなど本末転倒も良いところです。
「日本人には塩が足りない」をちゃんと読んで下さいね!
ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
http://katy.jp/kurigaoka-clinic/(クリニック携帯サイト:PC可)
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Posted by chu at 12:32│Comments(0)
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