2013年12月18日
「日本人には塩が足りない」
おはようございます。栗が丘クリニックマネージャーの荒井です。
今週も「日本人には塩が足りない」についてお送りしています。
さて、「日本人には塩が足りない」(東洋経済社)57ページ「『塩を摂ると高血圧になる』のうそ」のお話は以前にさせて頂きました。
簡単に復習をすると、1953年にアメリカの高血圧学者メーネリーが行った実験において、10匹のネズミに高塩分食を与えたところ、10匹のうち4匹が高血圧症になった。よって、「塩分は高血圧をもたらす」というものでした。
しかし、この実験の盲点は「人間の体重に換算して、1日に200gもの食塩を摂取させた」というトンデモな実験であったことと、逆にそれほどの高塩分食を与えられたにもかかわらず過半数の個体である6匹のネズミにはなんら変化がなかった!」というものでした。
普通に考えたら、1日に200gもの塩分摂取をすることなど到底考えられるはずもなく、また、仮に実験として捉えるにしても「これほどの高塩分食を摂ったとしても、高血圧になるネズミの方が少ないのだ!」と捕らえることもできるのです!
にもかかわらず、絶対数が少ない4匹のネズミのデータの方が重要視されているということは一体、どういうことなのでしょうか?
(つまり、分析結果は自分の都合の良いようにいかようにも解釈することができるということですね!)
ところで、あなたは「本態性高血圧」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「高血圧の患者さんの全体の約90%が本態性高血圧です。血液検査、さまざまな画像検査などによって原因を特定できる二次性高血圧が否定されると、本態性高血圧という診断になります。
本態性高血圧のなかでも、高齢者では加齢により動脈自体が柔軟性を失ってくるために最高(収縮期)血圧が上昇し、最低(拡張期)血圧がむしろ低下する収縮期高血圧がみられるようになります。したがって、高血圧の分類を本態性高血圧、高齢者収縮期高血圧、二次性高血圧症の3群に分けることもあります」(以上、ウィキペディアより)
いかがでしょうか?
「本態性高血圧」とは、「原因が不明な高血圧」のことを指しているのです!!
ということで、もしあなたが主治医の先生に「あなたは高血圧ですね!」と言われた時には、すかさず「では一体、何が原因なのでしょうか?」と一度、しっかりと聞いてみた方がイイですよ!
「因果」という言葉を聞いたことがあると思います。
人様によっては、この「因果」という言葉をおどろおどろしいものと感じる方もいらっしゃいますが、実はそうではありません。
単に、「原因」と「結果」を縮めただけのことです。(笑)
「原因」があるから「結果」が出る。
「食べ過ぎた」から「太る」というようなものです。
では、「高血圧」の「原因」は一体、どこにあるのでしょうか?
モノゴトには「原因」があって「結果」があるのです。
ということは、「『原因』がキチンと特定されていない状況で『結果』(高血圧)にこだわり、何か事を起こす(薬を飲む)ということ」が、いかに怖いことであるのかをキチンと感じて頂きたいのです!
まして、50年以上もの長期にわたって「減塩」をして来たにもかかわらず一向に成果が出ていない中で、さらに原因も特定されていない中で「基準」だけが一方的に引き下げられ、薬だけ飲まされ続けているという状況がいかにおかしな事であるのか、国民ひとり一人が今一度、本気で見つめ直すことが必要かと思います。
これは皆さんお一人おひとりの健康はもとより、国の健康(の一翼である)=「財政」という面においても全く同じ事が言えると思うのです。
結局、膨大な医療費を払い続けているのは「私たち自身」なのですから・・・。
ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
http://katy.jp/kurigaoka-clinic/(クリニック携帯サイト:PC可)
http://katy.jp/belta/(こころとからだのストレス対策研究所携帯サイト:PC可)
http://kurigaokaclinic358.naganoblog.jp/(ナガブロ)
今週も「日本人には塩が足りない」についてお送りしています。
さて、「日本人には塩が足りない」(東洋経済社)57ページ「『塩を摂ると高血圧になる』のうそ」のお話は以前にさせて頂きました。
簡単に復習をすると、1953年にアメリカの高血圧学者メーネリーが行った実験において、10匹のネズミに高塩分食を与えたところ、10匹のうち4匹が高血圧症になった。よって、「塩分は高血圧をもたらす」というものでした。
しかし、この実験の盲点は「人間の体重に換算して、1日に200gもの食塩を摂取させた」というトンデモな実験であったことと、逆にそれほどの高塩分食を与えられたにもかかわらず過半数の個体である6匹のネズミにはなんら変化がなかった!」というものでした。
普通に考えたら、1日に200gもの塩分摂取をすることなど到底考えられるはずもなく、また、仮に実験として捉えるにしても「これほどの高塩分食を摂ったとしても、高血圧になるネズミの方が少ないのだ!」と捕らえることもできるのです!
にもかかわらず、絶対数が少ない4匹のネズミのデータの方が重要視されているということは一体、どういうことなのでしょうか?
(つまり、分析結果は自分の都合の良いようにいかようにも解釈することができるということですね!)
ところで、あなたは「本態性高血圧」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「高血圧の患者さんの全体の約90%が本態性高血圧です。血液検査、さまざまな画像検査などによって原因を特定できる二次性高血圧が否定されると、本態性高血圧という診断になります。
本態性高血圧のなかでも、高齢者では加齢により動脈自体が柔軟性を失ってくるために最高(収縮期)血圧が上昇し、最低(拡張期)血圧がむしろ低下する収縮期高血圧がみられるようになります。したがって、高血圧の分類を本態性高血圧、高齢者収縮期高血圧、二次性高血圧症の3群に分けることもあります」(以上、ウィキペディアより)
いかがでしょうか?
「本態性高血圧」とは、「原因が不明な高血圧」のことを指しているのです!!
ということで、もしあなたが主治医の先生に「あなたは高血圧ですね!」と言われた時には、すかさず「では一体、何が原因なのでしょうか?」と一度、しっかりと聞いてみた方がイイですよ!
「因果」という言葉を聞いたことがあると思います。
人様によっては、この「因果」という言葉をおどろおどろしいものと感じる方もいらっしゃいますが、実はそうではありません。
単に、「原因」と「結果」を縮めただけのことです。(笑)
「原因」があるから「結果」が出る。
「食べ過ぎた」から「太る」というようなものです。
では、「高血圧」の「原因」は一体、どこにあるのでしょうか?
モノゴトには「原因」があって「結果」があるのです。
ということは、「『原因』がキチンと特定されていない状況で『結果』(高血圧)にこだわり、何か事を起こす(薬を飲む)ということ」が、いかに怖いことであるのかをキチンと感じて頂きたいのです!
まして、50年以上もの長期にわたって「減塩」をして来たにもかかわらず一向に成果が出ていない中で、さらに原因も特定されていない中で「基準」だけが一方的に引き下げられ、薬だけ飲まされ続けているという状況がいかにおかしな事であるのか、国民ひとり一人が今一度、本気で見つめ直すことが必要かと思います。
これは皆さんお一人おひとりの健康はもとより、国の健康(の一翼である)=「財政」という面においても全く同じ事が言えると思うのです。
結局、膨大な医療費を払い続けているのは「私たち自身」なのですから・・・。
ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。
http://www.kurigaoka-clinic.com/(クリニックHP)
http://katy.jp/kurigaoka-clinic/(クリニック携帯サイト:PC可)
http://katy.jp/belta/(こころとからだのストレス対策研究所携帯サイト:PC可)
http://kurigaokaclinic358.naganoblog.jp/(ナガブロ)
Posted by chu at 08:55│Comments(0)
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