「栗が丘クリニック通信」＠ナガブロ

　おはようございます。栗が丘クリニック　マネージャーの荒井です。

　今、全国ではノロウイルスが流行っているようですね。
　寒く、乾燥してくる季節に流行ってくるのがノロウイルスやインフルエンザウイルスです。幸いにして、今のところインフルエンザに関しては大きな流行は見られていないようです。
　あなたのまわりではいかがでしょうか？

　さて今日は、医療における「木を見て森を見ず」ということについてお話をさせていただきたいと思います。

「現代医療の多くが『木』しか見ていない」ということを、あなたは感じたことがあるでしょうか？
　一般的には、
「？？？」
「何のことかよくわからない」という方が大半かと思います。

　まあ、この「栗が丘クリニック通信」を毎回じっくりと読んでいただいていらっしゃる皆さんは、すぐに「ピン！」と来るものがあったかと思います。

　そうです！
「木」とは、病気そのものや、そこから派生する諸症状、または細胞のひとつひとつに例えるとわかりやすいでしょう。

　では、「森」は一体、何にあたるのでしょうか？
　これはすぐにお分かりかと思います。
　私たちの「からだ全体」を指します。

　では、「根」は何でしょうか？
「根」は、そのものずばり「本当の原因」にあたります。

　誰も、極々一般的な感性で「木」を見たならば、おそらくは
「一番大切なのは根っこだよね！」
ということがわかるはずなのに、こと「医療」のお話になると、ほとんどの方が見える部分での「木」にばかり「気」が向いてしまうのです！（笑）

　このお話の枕のところでノロウイルスのことをチラッと取り上げました。
　すでに、このノロウイルスに感染して酷い目にあった方もいらっしゃるかもしれません。
　もちろん、巷のうわさとは違って思いのほか症状が軽かった方もいらっしゃるかもしれません。

「では一体、この症状のちがいはどこから来たのでしょうか？」
ということが、今、現代医療の現場で最も必要とされるはずの、しかし、ほとんど見向きもされていない一番大切な視点なのです！

　ちょっと文章が長くなってしまいました。
　端的に言ってしまえば、それはたった一言で済んでしまうのです！
　それは、「免疫力」です（すみません、引っ張って）。

　ここ数年、鳥インフルエンザや新型インフルエンザ等で世間が騒がしかったですが、それらの解決策も「免疫力」のたった一言で終わりなのです！

　たしかに、それらの感染によって不幸にもお亡くなりになる方はいらっしゃいます。
　しかし全員が全員、お亡くなりになるわけではありません。
　必ず生存する方がいらっしゃいます。
　かの悪名高き「スペイン風邪」の時もそうでしたね！
　でなければ、私たち人類はとっくの昔に絶滅しているはずです。

　そうならないのは、なぜなのでしょうか？
　今一度、良く考えてみていただきたいのです。

　キチンと「根」＝「原因」がわかりさえすれば、自ずとそれに対する解決策が見えてきます。安心感も生まれます。
「免疫力」というキーワードさえきちんと持っていれば、なにも恐れることはないのです。
　
　恐れるべきは、「免疫力」を落とすような「乱れた生活習慣」なのです。
「はい！反省します・・・」（笑）

　ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。

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