「栗が丘クリニック通信」＠ナガブロ

　こんにちは。栗が丘クリニック　マネージャーの荒井です。
　今日も、「いじめ問題」について考えてみたいと思います。

　大津市でのいじめ問題で、社会的に「いじめ」について誰もが改めて向き合うこととなっていますが、あなたはどんな感想をお持ちでしょうか？

　かのマザー・テレサの有名な言葉に「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」というものがあります。

「いじめだとは、気が付かなかった」
「喧嘩だと思っていました」
「（情報はあったものの）確かめてはいませんでした・・・」

　これら発言の意味の中に、「無関心」または「無関心を装いたい」という感情はなかったでしょうか？
　これらの言葉の奥底にある感情は一体、何だったのでしょうか？
　他言しなくとも、自分たちの心のうちにしっかりと問うて欲しいものです。

　これら発言は、明らかに「無関心」であったと受け止められても致し方ないものであると、私は感じます。
　そこには、「愛」が存在していなかったと感じずにはいられません。

「真の教育とは、愛を教えること」ではないのでしょうか？
「戦争反対！」とは、「愛を教えること」ではないのでしょうか？
「違いを認め合い、いたわり合い、助け合い、支え合うことこそ、学校という集団生活の場で学べる最大の学び」なのではないのでしょうか？
　学校って一体、「何を学ぶところ」なのでしょうか？

　喧嘩だって立派な戦争です。
　ちょっとした感情の行き違いから傷つけ合い、本格的な戦い（裁判沙汰）にまで発展することは決してありえないことではありません。

　それをみすみす見過ごすということは、「学校（教育）の本質が見えていない」ということを端的に表していると思うのです。

　もちろん、これは保護者である「親」にも全く同じことが言えると思います。
　もし、あなたのお子さんが学校に通っているのであれば、何のために学校に行かせているのか今一度、しっかりと見つめなおす必要があると思います。
　もちろん、あなたのお子さんがもうすでに学校に行っていなくても、地域に共に暮らす一員として「その在り方」や「関わり方」について見つめなおすことは大切だと思います。

　なぜならば、「子供は常に、大人を手本として生きているから」です。
　
　ということで、本日もお読み下さりありがとうございました。

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